双檎のナイナス

Niners the Apples

左がナイナカリフ、右がナイナルニア。
Ninercalif、Ninernia

エル=レイの部下のひとり。ひとり?
部下というか、いつのまにか船に住み着いて勝手に働いてた謎の双子。
仕方がないので雇用した(この世界は竜種を雇用する場合児童を働かせてもよいのである)。
思い思いに掃除したり炊事したり洗濯したりしているが、あまり他人の言うことは聞かないようだ。

周りの大人に遊んでもらうのが好き。かくれんぼとか好き。
誰かの仕事の邪魔をしてエル=レイにケツを引っ叩かれていることがある。

いつも元気一杯に突っ走るナイナカリフと、その後を追っかけて突っ走るナイナルニア。
双子だが、どちらが兄で弟ということはないようだ。

出自にはとある秘密がある。
その話は、今はまだ内緒。

「あそぼ!」「あそぼ!」

金兎のスターウェル

Starwel the Moon Rabbit

エル=レイの部下のひとり。会社の出納会計を預かる。
数字に強く、暗記も得意。円周率たくさん言えるタイプ。記憶力もよい。
ハッカーとしてブラック企業で劣悪労働させられていた。
それを引き抜いて今の環境に置いてくれたのがエル=レイ。
なのでレイのことはマジで尊敬している。
夜型なスターウィルに合わせたシフト勤務もさせてくれる。

グラスバーグと社内恋愛している。
パ⚫︎活とか揶揄うと殴られる。すごい真面目に恋しているので。
グラスバーグのことは愛を込めて「だぁ」と呼んでいる。

ゴリゴリのゴアホラー、サスペンスなどを見るのが好き。
でもクモとかヘビとか蟲蟲したものはちょっと怖い。
あっけらかんとした19歳。

「これ、今月のお給料。ちょっと増えたかも。やったね」

蛇の海たるグラスバーグ

Glasberg the Serpent Sea

エル=レイの船で船長として雇われている竜。

古い竜種。船が木造だった時代から船と一緒に生きているらしい。
お金ももらえて船触ってて遊んでて良いのでエル=レイには感謝しかない。
船を相棒とかは思ってないので乗り換えには躊躇がない。より巧みで早い船が好きや。

グラスバーグは古い竜だ。なにせ船が木造だったころから生きている。
船を駆るのが彼の楽しみで、波に揺られるのが喜びだった。
海洋冒険家として過ごしてみた時期もあったが、竜という身の上では、大抵何を成しても「まぁ、竜だから」という視線。じきに人々には飽きられた。
やがて努力をするのにも飽き、海で過ごすことも諦めた。
いつかは海でと思いながら、微睡む日が増えていく。
そうして何年もの月日が経ったころ、ひとりの男が訪ねてきた。
船乗りを探していると云う。小さい頃に冒険記を読んだことがあると云う。
まだ、船に乗る気があるかと、問う。
果たしてグラスバーグは再び海へと戻ることができた。
あの時全てを諦めて、永遠の眠りに就くことを選ばなくて本当に良かったと思っている。

スターウェルと社内恋愛中。

「好候!いい子だ、そのまま突っ走れ!」

黒金のクムトール

Kumtor the Black-Gold

💜年齢や外見について

年齢は25〜30歳ごろの青年に見えます。
(自宅の竜族は見た目と実年齢が一致しないことがままあります。彼の実年齢も60代〜だと思います)

身長は195cmちょっといかないぐらいです。体格もそこそこで、着痩せしますが、全体的に肉付きがしっかりしていて尻がでかいです。

髪の毛の裏側が紫色ですが、これはかなり漫画的な表現です。インナーカラーというより、しっかり”裏側”だけ色が違う感じです。

💜所属について

自宅では、竜族が自己研鑽を積みながら仕事の斡旋をしてもらえる、「竜十字騎士団」という組織に所属しています。そこからの派遣というかたちで、現在はエル=レイに雇われています。

💜本人の性格について

普段は無口で、あまり感情的ではなく、無機的な雰囲気があります。口調も常に丁寧語で、砕けた喋り方はしません。周囲の人からの印象としては、冷たいとか、冷静、あるいは生真面目だとか捉えられるかもしれません。

竜騎士団の竜は大抵、竜族が本来持っている凶暴さを抑えつつ、その肉体の強さを活かせるように鍛錬を積みます。クムトールも、彼自身の本来の性格は凶暴で冷酷ですが、武人として自らの意思でそれを封じているようなイメージです。そのため、滅多なことでは感情を露わにしません。
目と耳を隠しているのも、その一端です。余計な情報を遮ることで、彼の精神はより安定します。

もし本性が明らかになるとすれば、肉体的または精神的にギリギリまで追い詰められた時だと思います。

💜本人の趣味嗜好など

落ち着いた環境、静寂が好きです。実際には、好きというよりは、心を乱されない環境に身を置きたがっているのだと思います。見た目はともかく精神面は老成しているので、若者が好むようなことはあまり好みません。じじくさい感じです。私服とかもおじいちゃんみたいだろうと思います。

本来持っている凶暴性のため、戦うこと自体は好きです。平穏が続くとつまらないと感じる事もあり、そういう時は鍛錬で誤魔化しています。側から見れば、トレーニングが好きなように見えるかもしれません。本人は全然そんなことないのですが。

クムトールは、正直にぜんぶ好きなように振る舞えば人を襲って食ってるかも、という自分を自覚する時があります。竜騎士として鍛錬を積んだおかげでそうならなかった、よかったな、と思って日々生きています。

💜その他の補遺

・耳は本来長いものを根本から短く切っています。これは自宅の竜族がよく行う肉体改造ファッションです。聴こえに影響はありません。竜族以外でも、本人の好みでやる人もいます。

・目と耳を隠すデザインは、自宅の竜族は目と耳に特徴があり見分けられるという設定があるため、誰のデザインか分かりやすくなってしまうかも、というメタな理由もあります。

・エル=レイは彼が本来凶暴で危険な男であることを知った上で雇っています。彼は”細心の注意を払えば爆弾は安全な物です”と言えるタイプなので。

・仕事はエル=レイの護衛ですが、目を離した隙に主人が焼かれたり車に跳ねられたりしています。エル=レイ自身が離れて良いと言ったタイミングだったため、クムトールの責任はないのですが、彼は反省と後悔を余儀なくされたようです。以後、エル=レイに邪魔だと言われても張り付いていることが多くなりました。

・↑竜族、一度庇護しようと決めたものにはとにかく張り付きたがります。

・名前の由来はクムトール鉱山から来ています。ほかのエル=レイの周りのキャラクター(竜を何体か置きたい)も名前を鉱山関連から取る予定です。竜は鉱山のメタファーである、みたいなイメージです。

疾風の金峰

JinFeng the Gale

ジンフェン姐さん。

れいせい。「トラムンタナ」にてエル=レイの秘書を務めている。
かなり有能。言わなくてもだいたいのことはやっておいてくれる。
以前ははかなりヤンチャだったらしい。


こう見えて2児の母親である。その格好で母親で秘書は無理でしょ。
子供たちはぷりぷりのメシちゃん双子。
子供たちの父親はヤンチャやってた時の彼氏で、事故って死んじゃった人。

夫になるはずの男に事故で先立たれたジンフェン。
お腹の子供を養うため就活に明け暮れていたが、どの相談所もほぼ門前払いの扱い。
夜の街をとぼとぼ歩いていたところに声をかけてきたのが若きエル=レイ。
当時のエル=レイはまだ会社を興したばかり。
彼女の話を聞いて、自分に賭けてみるつもりはないかと問うてみた。
ジンフェンは心中するつもりで手を取った。
だからジンフェンは本当にエル=レイに感謝しているし、エル=レイもジンフェンに感謝している。
ジンフェンの双子の片方はレイの名、もう片方は夫の名を貰っている。
ふたりとも立派に成人して、今はどこぞで生きている。

見ての通りエル=レイ(190cm)よりだいぶでかい。
210cmちょい?ある。脚がめちゃくちゃ長いので。

エル=レイがちゅるちゅるの男の子にメロメロになっている件については特に問題視していない。
格好のからかう材料ぐらいに思ってる。

「我々、旦那様には頭が上がりませんからねえ。私も皆も、感謝してもし足りないんですよ。」

エル=レイ・メルフィーオール

El=Rey Melphior

概要

探究心のある男なら、誰も手をつけていない”未開の地”にこそ焦がれるもの。フロンティアの黄金こそ、男の欲を満足させてくれるものだ。
「トラムンタナ・リゾート」の経営者、エル=レイという男は、まさしく征服者(コンキスタドール)である。世界の海を駆け回り、未来の観光地を見つけるのが、彼の仕事であり生きがいだ。現地に赴き自らの五体で調査を行い、観光資源化する。リゾートを建設し、客を呼び込み、自らの成果を見せつける。
彼を悪魔と呼ぶ者も居る。不躾な訪問者を大量に迎え入れるために、自然を破壊し土地の形を根本から作り変えてしまう。人々の風俗を否定し、より近代的に開かれたものを一方的に押し付ける。それはまさに悪魔の所業だと言う。
一方で、彼を神の如く称える者もある。観光資源化することで、消えゆく一方だった風習や小規模な産業は滅びの道から守られる。観光地化による稼ぎはほとんどが現地の人間に還元され、経済も潤う。それはまさに、神の所業に他ならないと言う。
エル=レイ自身は、自らをそのようなものだとは考えていない。そこに素晴らしい、見るべきものがある。だから見に行く。そして、他人にも見せる。それだけのことだ。

性格、気質

矢鱈に観光地を広げているように見えるが、彼自身の哲学と、少しだけ統計に基づいて厳選した土地だけを利用している。そこに至るまでは意外なほどに慎重に事を運んでいる。
仕事上のギャンブルもする事はあるにはあるが、勝ち筋のない戦い方はしない。負け筋を可能な限り減らしておき、必ず逃げ道を確保している。彼と直接相対したことのない者は、エル=レイを豪胆なホテル王だと思っている者がほとんどだが、実際には慎重かつ計算高い人物である。

好きなもの、嫌いなもの

好きなものは未開の地。それが開かれたリゾート地になった時が一番気持ちいいと思える。好みのタイプも未経験者。自分好みの開発を施すのがたまらないらしい。明るくて楽しい場所が好きで、逆に辛気臭い場所や雰囲気、ケチ臭い人は嫌う。
好きな食べ物はチョコレート。甘いのも苦いのも好き。嫌いな食べ物は生野菜。

戦闘

しない。護衛に任せる。

価値観、死生観など

未開のもの、という不可逆の価値を愛しているが、「それが未開でなくなったなら捨てる」のような割り切った考え方ではない。たとえ開拓が済み、多くの人がそれを踏み躙ろうが、それはエル=レイが愛すると決めたものに違いない。惜しみなく奪い、惜しみなく愛することを辞めはしない。たとえそれが、年月を経て人々に忘れ去られ無視されるようになったとしても、エル=レイにとってはいつまでも”彼の征服地”である。

生まれ

それなりの家でそれなりの教育を受けて育つ。父母は厳しくも、愛情も同様に注いでくれる人だったようだ。
経済を学び経営者になり、地道な成功を重ね、今に至った。純粋に、努力と才能でのし上がった人物である。

家族、対人関係

・シュワルツ
数少ない理解者。エル=レイも定期的にパンドラボックスへ遊びに行く。
シュワルツの母とエル=レイの母は同じメッセンジャー家の出身であり、シュワルツとエル=レイは従兄弟にあたる。親同士はあまり仲良くなかったようだが、本人たちは幼い頃から仲がいい。

プロフィール

血 族:緋人族
年 齢:45歳
誕生日:盛夏
身 長:190cm程度
体 格:しなやかに鍛えられた細身
口 調:厳しい丁寧語
「この辺りにホテルが建っていると、実に丁度いいでしょうね。もちろん、海が見えるように。」
「君の人生に私がいたことを、私は多少自惚れても良いという気がしています。もちろん、私の人生に君がいたことも、最高に素晴らしい出来事でしたから。」
「全く! 何度言ったら理解できるのですか! 私は海賊ではない!! 私が求めるのは法に則った支配だ!!」

ストーリー

・メインストーリーには絡まない。

・異国で現地妻(男)をゲット。身も心もメロメロになるが、連れ帰るのは野暮だな…と考えそのまま遠距離恋愛に。

・環境活動家により抗議の一環として、ガソリンをかけられ火をつけられた挙句、車で跳ねられ海に突き落とされる。左半身の大火傷、左眼の失明、左脚がうまく動かなくなる等の大怪我と後遺症を負うが生還した。

・傷跡を「自身の傲慢に対する罰」あるいは「それでも自分が正しかった証」と捉え、傷跡を消す治療は行わなかった。

・70歳ぐらいまではのうのうと生きる。

幸せに暮らしましたとさ。