ハナスイセン

Hanasuisen

概要

オニたちの隠れ里として、人界から遠ざかっているオヅノだが、人界との交流がないわけではない。花水仙も、そうした「外」との交流を持つオニのひとりだ。花水仙は、人里へ降りては酒を売り歩くことを生業としている。酒の名前は「物怪(モノノケ)」。口当たりは軽く、花のような甘い香りとキレのある後味が売り。

…とはいえ、「物怪」は米や芋を醸したものではない。オヅノの湧水に花水仙の体液を合わせて発酵させたものである。花水仙の本性は「酒虫」と呼ばれるもので、その体液は水を酒に変える性質を持つ。本来のオニの姿である間、花水仙は滑りのあるゼリー状の体をしており、常に粘液を分泌している。この粘液はほのかに甘く、ヒトやオニを酔わせる。

オヅノの酒売り。
里の外へ特産品としてお酒を卸したりもする。
お酒の名前は物怪(モノノケ)。
花家分家の娘で、本家のハナムネとは許嫁の間柄。
でもお互いに気がないので困っている。

モノノケはハナスイセンの体液でできている。
えっちですね。