メリーラム

Merrylamb

概要

クローバー貿易商会、『雑務』担当。ロータスの業務を手伝ったり、事務所を清掃したりと、のんびり働いている。勿論、商会がただの貿易会社ではないように、メリーラムも、清掃やお茶汲みとは別に本来の仕事を持っている。
それは平たく言えば『拷問』だ。ありとあらゆる道具、器具、あるいは薬品、を用いて、メリーラムは標的を嬲り殺す。とはいえ彼女は取り立てて殺しが好きだとか、断末魔が好きだとか、そういう性癖を抱えているわけではない。単純に、その技術があったからそうしているだけで、本当はマゾ寄りだというのが本人の弁。商会に仇為す者には容赦せず、たっぷりしっぽり情報を絞る。
ちなみに、フリフリの裸エプロン姿は「ご奉仕します」の意味らしい。……断じて雇い主であるオルティの趣味ではない。

性格、気質

口調や眼差しは眠たげだが、話す内容はきっぱりしている。人によっては不愉快に感じるような媚びた女の声色で、じりじりと責める。拷問は趣味ではなく、仕事だとはっきり認識しているため、獲物で遊んだり、不用意に殺したり、逆に延命させたりすることはしない。見かけよりも線引きがしっかりしている。
いつでも事に及べそうな服装だが、その気になることはそうそうない。誘われればする、程度の気持ち。そもそもエプロンの下が貞操帯のため、その気になったところで直ぐに事に及べるわけではない。

好きなもの、嫌いなもの

拷問や殺しに愉しさは感じないが、仕事として割り切っているため、人体の構造や、拷問のやり方等には興味を持つ。スクールには通えなかったが勉強には熱心で、単純な読み書きや計算をロータスから教わっている。
好物は辛いもの。激辛なんとか、みたいなものばかり食べている。

戦闘

動きが機敏なわけでも、耐久力があるわけでもないので、闘うのは不得手。メリーラムの技術はあくまで、甚振ることに特化したもの。

価値観、死生観など

自分はもう死んでいて、商会にいる、商会があることで生かされていると考えている。商会のないところで生きていく気は微塵もない。生きていける気もしない。
性には奔放なほうだが、生来の事情を鑑みれば、奔放というよりは、それがメリーラムにとって当然なのかもしれない。

生まれ

フリーク向けの娼館で生まれ、当然のように娼婦になった。物心ついた頃にはもう頭のおかしい客の相手をしており、初潮より先に妊娠した。
物好きな客と店によって、せっかくだから、と腹が膨れるまでそのままにされる。胎児が大きくなったところで腹を割かれ、メリーラムは自分の子宮と胎盤、そして胎児の心臓を食わされた。それ以来、物を食べても味は感じない。
じきに店は潰れる。路頭に迷い、路地裏で客を引いて金を貰うようになったが、ろくな稼ぎにはならない。おまけに、そこはとあるクランの縄張りであり、知らなかった事といえ、半殺しの目に遭わされてしまう。そうして路地裏で死にかけていたメリーラムを掬い上げたのがオルティであり、クローバー貿易商会だった。

家族、対人関係

・オルティ
命の恩人。恩返しぐらいはしておきたいのだが、別に身体は欲しくないと言われたので、それならばと今の仕事を買って出る。

・ロータス
事務所で一緒に過ごす事が多い。ツッコミが鋭いのでボケ甲斐がある。

・サダルメリク
餌付けしている。

・エリー
商会の数少ない女子メンバー同士なのだが、逆にどう接していいのかわからない。

・エヴァグリーン
童貞くさいのでそんなに好きじゃない。

・アルシァラ
鬱陶しい。誰のおかげでご飯が食べられると思っているのか。

プロフィール

血 族:トヲラス系鹿狼族
年 齢:10代
誕生日:不明
身 長:160cm+ハイヒール
体 格:Jカップ
口 調:眠たげな媚び口調
「あ、もしかして期待してる感じですかぁ。残念ですけどぉ、えっちなことはしないんですよぉ。」
「そういうのいいんで、情報だけちゃっちゃと吐いてもらえますかぁ?」

ストーリー

・商会に救われ、初めは秘書として雇われる予定だった。しかし読み書きが出来ないことを不安に思い、メリーラムから辞退。

・その後、オルティが潔癖気味であること、汚れ仕事を引き受ける者が居ないことを知る。それならばと汚れ役を引き受け、今に至る。

・商会の崩壊後も居残り続けたメンバーのひとり。商会と命運を共にした。