Hannibal the Clairvoyant
※がらくた英雄伝説本編のネタバレが含まれます!※
概要
彼はZeTAの総代表を務める、若い青年のように見える。その知識、造詣や洞察は広く深く、とても見た目通りの年齢であるようには思えない。
それもそのはず。『天眼のハンニバル』が真に生きていたのは、現在から遡ること1000年以上も昔のことだ。まだ神代と呼ばれ、神々の息遣いが端々に感じられた時代、”最初の”ハンニバルはとある神の気まぐれ(英雄を作り出そうとする試み)から、あらゆる事象に通じる眼——天眼を授かった。
天眼を得た彼は、ありとあらゆる時代、世界の枝を覗くことができた。そして、この世界が神々の砂場に過ぎず、彼らにとっての世界というものが如何に「どうでもよいもの」であるかということを知ってしまったのだった。
英雄を作り出す試みは確かに成功した。しかしその英雄は、あくまで人類のための英雄であることを望んだ。彼は神の手に抗うことを決め、あらゆる世界の枝に遍在する自分自身の意識を統合した。故に”当個体”は『天眼のハンニバル』であるが、ハンニバルではない、というわけだ。
……うん? 僕の話ではなくて、神に刃向かった”最初の”ハンニバルがどうなったか知りたいのかい?
それは君、ほら。ここで話すのはちょっと、野暮ってもんだろ。何よりここは”僕の”プロフィールページなんだ。僕の話をさせてくれよ。
性格、気質
少なくとも、僕を含む”ハンニバル”は皆、世界をより良くしたいという意志が形を持ったようなものだ。責任感が強くて、だいたいの場合、とても良い奴(僕って特にそうだよね)。世界を脅かす物事には厳しく当たることもあるけれど、それは世界、特に人界を守りたいという心の裏返しであることを理解してほしい。ヒトの世界というのは本当に脆いものだし、誰かがそっと下支えすることは大切さ。僕はこの生涯を懸けた仕事をとても崇高な使命だと受け止めているよ。辛いと思ったことはないね(他の私はどう思ってるか知らないけど)。
天眼についてもう少し話しておこう。この眼はあらゆる可能性を覗ける力を持っているが、それらはあくまでも可能性にすぎないし、見た世界に対して僕自身が直接手を下せるわけでもない。もどかしいところだ。世界の守護という使命に対して、僕が「秘密結社の設立」みたいな回りくどい手を取っているのは、ただそれだけの事情さ。
あらゆるハンニバルの根っこは繋がっているから、割と日常茶飯事的に私が増え続け、死に続け、そして馬車馬のように働き続けている様を感じている。けれどそれは眼の力というより、私たち自身の特性というべきだろう。
……そういえば、私たちってこんな稼働量でよくめちゃくちゃにならないでいられるな。私たちが統合された時にメモリやリソースの拡充があったのかもしれない。普段意識しない部分だけれど……うん、意識しすぎるとまずい気もするから、あまり考えないでおこう!
好きなもの、嫌いなもの
私が目指しているのは「人類が人類の手で運営できる世界」だからね。その道行きで神と呼ばれるものを憎んではいないが、彼らが気まぐれに息を吹いたら飛ぶような世界、というのは気に入らないし恐ろしい。
ヒトのことは愛しているけど、それは誰かを好きになるとか、そういう意味とはちょっと違う。何故ならその中には僕自身も含まれている。もしかすると僕は、ヒトのために生きることでしか自身を肯定できないのかもしれない……なんてね。
戦闘
戦闘向きの個体も居るはずだが、僕はそういうことは不得意だな。どちらかというと頭脳労働向きだし、カウンセラータイプなんだよ。それに、”ハンニバル”の戦うべきものは世界の危機だからね。個体が勝つとか負けるとかっていうのは、私たちには瑣末なことさ。
価値観、死生観など
これは”ハンニバル”としての言葉だけれど、私はヒトの世界を守るために立っている。大数を生かすために少数を切り捨てることは、容易いことだが選ぶべきではない。特に、私は数多の世界の枝を覗ける眼がある身の上だ。誰の命も簡単に諦めてはいけない。それが、ヒトの枠を越えてしまった私の務めだ。
……まぁ、やむを得ない場合というのもあるんだけどね。そういう時は、そうだな……僕はあまり躊躇うほうじゃないよ。
生まれ
個体としての僕は、ごく普通の両親、ごく普通の家庭に生まれた。ハル、と云うのが個体としての僕の名前だ。僕は今でもそう呼ばれるのが好きだよ。
家族、対人関係
今の僕にとっては、ZeTAが家庭だし、そこで勤めている者たちが家族だ。職員たちとは親しくしている。
・ラサ
信頼している部下のひとりだ。彼女はエンジニアとして非常に優秀だし、よく気がつくので助かるね。
・ジャスミン
大人しくて引っ込み思案な娘で、僕とはあまり会話がないんだ。信頼されていないわけではないだろうけど。
・アンセム
活発なところは彼女の良いところだけれど、猪突猛進で早とちりが多いのだけなんとかしてもらえればなぁ……。
プロフィール
血 族:鹿狼族。
年 齢:秘密だよ。
誕生日:秘密だよ。
身 長:170cmぐらい。
体 格:頭脳労働向き!
口 調:
「僕はこういう話し方だけど、他の枝のハンニバルはまた違う口調なんじゃないかな?」
「君と会わせてあげられないのは残念だけど、どの私たちも皆、魅力的だよ」
「僕は悪ふざけしてるようにしか見えないかもしれないけど、これでもけっこう一生懸命なんだぜ?」
ストーリー
詳しくは、事案:英雄伝説や、ZeTAについての資料を参照してくれたまえ!
補遺
・ハンニバルはブイズの部分集合。ブイズでもハンニバルでない者もいる。
・ハルの自我強めの時は「僕」、ハンニバルの自我強めの時は「私」「私たち」。
・ハンニバルは人外のものを憎んではいないが、個体ハルはそこそこ人外へのあたりが強い。そのあたりは個性らしい。