※がらくた英雄伝説本編のネタバレが含まれます!※

「そうとも、ワシが七ツ星。あまりに可憐で驚いたじゃろ♡」
ジーニィ

ジーニィ・キャンプこと『七ツ星商会』の会長を務める、少女の見た目の老翁。そのような姿であることには複雑な理由があるそうなのだが、なんのかんのと理由をつけて語らない。
(彼は不死者であり、炉にくべた薪は『威信の全て』であった。そのため、『権力ある男性』からおおよそ遠い姿である『無力な少女』へと変えられてしまったのだが、その程度で転ぶジーニィではなかった)
七ツ星商会は、元々は運送業の組合であったが、最近はキャンプを渡り歩きながらカレーを売っている(カレートラック)のが主。カレーついでに色々買ってもらうために、カレーそのものは安くてうまい。

「私は納得いかないけどね。戦う力があったって、この子は子供さ。」
トリリアン

七ツ星商会の運営するカレートラック、その運転手兼料理人。トラックひとつで商売をするのに相応しい、見た目通りの肝っ玉と人情を備えた人柄。作るカレーはとても美味しい。

「お爺様、ご機嫌麗しう…」
シレラ

ジーニィの玄孫にあたる。カレートラックでマスコットガールを務めている。無口でおとなしいが、ジーニィからはとても可愛がられている。守護の魔法を使うことができるらしい。

「先にウチの弟に手出しやがったのはテメエらのほうだろうが!」
ジャギーズ

キャンプ周辺での強盗や略奪で生計を立てる、男5人兄弟の小悪党集団。名前は上からメタ、マヤ、メサ、ブレンダ、ブライス。ジャギーズのような、犯罪行為でなんとか生活している者は少なくなく、それを犯罪と咎める法も存在しない。
次男マヤはサクラを騙して殺し、ギンプに返り討ちにされた男。メタたちはマヤの所業を知らず、マヤが被害者だと考えている。実際にはギンプはマヤを殺しておらず、それを知ったことでジャギーズの誤解も解けた。マヤが殺しにまで手を染めていることを知らなかった長男メタは、デルファイに正式に詫びを入れ、デルファイ・キャンプでの生活を始めた。

巨大竜アズラエル

竜を率いていると言われる、巨大で強大な竜。ZeTAにより確認されている3匹のうちの1匹。
『石の棺』作戦により、プレアデスキャンプに助力したギンプ、ブルーバードらにより討滅された。爆撃やオラクルの近接戦闘でも殺しきることができない頑丈さで、ブルーバードに頭を撃ち抜かれるまで、脚を捥がれても戦おうとした。アズラエルの討滅により、巨大竜が周囲の竜に影響力を持つことが確実となった。

竜に変化する以前は、鉄道員であった。魔竜王の破壊から人々を逃すために鉄道を走らせたが、魔竜王によって旅客ごと鏖殺され、絶望の中巨大竜となった。

巨大竜ジブリール

竜を率いていると言われる、巨大で強大な竜。ZeTAにより確認されている3匹のうちの1匹。
汚染水の広がった海、汚染海域を拠点としており、手出しができなかった。しかし、ジーニィら七ツ星商会の協力を得、討滅に成功。再生能力を持つが、シャルトリューズの炎の魔法によって全身を炙られ、再生不能になるまで殺された。

竜に変化する以前は、海の女神の演目で有名になった舞台歌手であった。魔竜王が目覚めたその日は、彼女にとって最高の日となる筈だったのだ。楽屋花を携えた恋人の訪れを待っていると、俄かに世界が騒がしくなる。然り、彼女を訪れたのは、後に魔竜王と呼ばれる怪物であった。

巨大竜イスラフィール

竜を率いていると言われる、巨大で強大な竜。ZeTAにより確認されている3匹のうちの1匹。
『霧の竜』と呼ばれており、初めて確認された時から長らく姿を隠していた。その正体は、人と竜の姿を自在に取ることができる、シャルトリューズであった。
幼い頃に魔竜王と出会い、その命を見逃されているが、シャルトリューズはそれを「見捨てられた」と捉えている。人と竜のいずれも嫌っており、世界が救われるためには何方も滅ぶべきだと考えている。竜としての力を手にいれてはいるが、他の竜たちとは根本的に異なっており、竜の力を維持するために定期的な食事(他人の絶望を摂食すること)が必要となる。