蛇の海たるグラスバーグ

Glasberg the Serpent Sea

概要

商社トラムンタナの旗艦「コラソン・ド・オロ」を任されている竜種の船乗り。かつて名を知られた海洋冒険家であり、彼の冒険がきっかけで開拓された航路も少なくはない。
彼は海と船、そして冒険と浪漫をこよなく愛する。それはまさしく、彼の生き甲斐である。

性格、気質

豪放磊落、こまけえこたあいいんだよタイプ。賑やかで楽しいことが好きだが、しかし船のこととなるととにかく細かく口うるさい。特に「乗員の気の緩みは整理整頓の緩みに出る」ことを何度も口にするので、船内はよく整頓・清掃され、美しく保たれている。
彼の持つ船や海の知識・技術は、社外でもそうそう右に出る者がない。社員は皆それをよく理解しているため、船内でグラスバーグに逆らうことはしない。

好きなもの、嫌いなもの

海、船、冒険、浪漫。グラスバーグの頭の半分はそれで占められている。残りの半分は恋人であるスターウェルのことで占められている。金をもらって船を触れて海に出られる今の職場環境には大変感謝している。
船に愛着は持つが、船を相棒とか呼ぶタイプではない。より早く巧みな船が好き。
嫌いではないが、デジタルなものはかなり苦手。船内の設備には最新のデジタル機器も多く用いられているため、それについては苦心して学んだようだ。

戦闘

腕っぷしは強く、素手での喧嘩であれば大抵の相手には負けない。クムトールに腕相撲で勝てるのは社内ではグラスバーグのみである。

価値観、死生観など

物心ついた頃から船と海と人生を共にし、冒険に生きていた。そんな彼にとっては、船に乗ることが生きることであり、未知に挑むことが呼吸であった。
時代が進み、獅子も竜も地図から消え去ったころ、グラスバーグは生きる意味を、意欲を失いかけていた。それは長命を生きる竜種にとっての致命の事態である。それでも構わない、とそのまま微睡みに沈んでしまえば、竜種は命を落とすのだ。
うとうとと船を漕ぐ日々に、不意に黄金の輝きが射した日のことを、グラスバーグは忘れないだろう。微睡みの底、深海の澱まで突き刺すほどの眩しい光。——新たな意味を得た身体。エル=レイは彼にとって雇い主であると同時に、彼の意味なのだ。

生まれ

古い竜種(注:竜種は元来、子育てなどしない種族)であるため、両親の存在などを意識したことはない。そもそも、おそらく既にどこかで果てているだろう。
彼にとっての最古の記憶は、木造の幌船で下働きをしていたことだ。いつか自分の船を持つ、と心に誓いながら、彼は潮騒に揺られていた。

家族、対人関係

・エル=レイ
雇用主であり、恩人でもある。照れ臭いので普段はそういうことをあまり口にしない。

・スターウェル
歳の離れた恋人。大真面目なお付き合いをしているので、茶化すとめちゃくちゃ怒る。

プロフィール

血 族:竜種(古竜)
年 齢:マジで記憶なし
誕生日:ガチで記憶なし
身 長:2m近い
体 格:肉付き良くたくましい
口 調:豪快でやや乱暴
「好候!そのまま突っ走れ!」
「スタぁ〜、オレにも”ぱそこん”教えてくれよぉ…」

ストーリー

・海洋冒険家として名を馳せ、冒険記を出版したことがある程度には有名な船乗りだった。

・しかし彼の業績に対し、人の視線は冷たいものだった。「竜種なら、そのぐらいできても不思議ではない」——それは確かに事実であった。だが、彼の努力なくして得られた結果でもなかった。

・そうして人々から忘れ去られ、グラスバーグ自身も自らの生きる意味を失いつつあったとき、エル=レイという男が訪ねてきた。

・船乗りとしてグラスバーグを雇いたい、と言ったその男は、彼の冒険記を驚くほど読み込んでいた。それはグラスバーグの残火に、再び火を点けるのには十分すぎる熱量だった。彼と握手を交わした時から、グラスバーグの胸には確かに、熱く色濃い、黄金の輝きが燃えている。