プレアデス

Pleiades

がらくた英雄伝説本編のネタバレが含まれます!※

概要

見た目通りの剛気な女傑。プレアデス・キャンプのリーダーを務める彼女は、その役目を亡母イクリプスから受け継いだ。逞しく立派な戦士であり、一人娘にたっぷりと愛情を注いでくれた母を、プレアデスは信仰に近い形で尊敬していた。母のように有ろうと常日頃努力し、戦い、生き抜いてきたのだ。

然し、彼女は立派にキャンプマスターを務めている。キャンプが竜の攻め寄せる、危険地帯に程近い場所に位置しながら、何年も竜を追い返し、あるいは土地を奪還し続けているのは、彼女の采配あってのものだろう。

性格、気質

勇敢で豪快。威力的で恐ろしげですらある外見ではあるが、楽しいことが好きで、人当たりの良い好人物。だが実際のところは、母親の跡を継ぐため、彼女は自分が『そう見える』ように振る舞っているだけだ。心の底では竜を恐れ、母を恐れ、死を恐れている。いつ仲間を、キャンプそのものを失うかと、怯えながら戦っている。本当は、たとえ彼女に似合わなかったとしても、穏やかに暮らしていたいのだろう。

好きなもの、嫌いなもの

酒が好きだが、あまりアルコールに強くはなく、やや依存気味でもある。幸にして物流が整っていない時勢のおかげで、酒に溺れる状況には陥っていない。

嫌いなものは、仲間が傷ついたり死ぬこと、竜が攻めてくること。この戦いそのもの。それを口に出せない自分。

戦闘

・激雷槍
サンダースティック。わずかな衝撃で爆発する雷管を、鉄棒などの先にくくりつけただけのシンプルな武器で、主に竜の口腔などを狙って撃ち込むもの。

・豪雷の巨大竜/ミーカール
竜の襲撃によりキャンプを破壊され、絶望に陥ったプレアデスが変化した竜。彼女の変異によって、ZeTAは竜が人の変じたものであることを知った。
巨大な喉袋を持ち、まるで雷のような轟音を発することができる。——それは慟哭にも似ていた。
立派な母に憧れながらも母を恐れていた彼女だが、いざ全てを失ったとき、やはり縋るものは母であった。赤子のように泣き喚きもがくことしかできない竜は、ついぞ優しく抱かれることのなかった彼女の幼児性そのものだろう。

価値観、死生観など

彼女自身は、戦わなければ生き残れないことをよく理解している。心を殺してまでこの世界の掟に従っているのだから、生半可な連中よりも、よほど世界の残酷さを知っている。そうでありながら、いずれ竜が滅ぼされ、安寧の世界が訪れることを祈っている。竜と戦うおおかたの者は、そのような世界の訪れをすでに諦めているのにも関わらず。

生まれ

彼女の母は、魔龍王の虐殺を生き延びた世代である。軍人であった彼女はプレアデスを産み、厳しく育てた。厳しい母ではあったが、母は自分自身に厳しい人であったため、プレアデスは母を敬ったのだった。のちに母が亡くなり、プレアデスは自身の名を冠したキャンプを立ち上げることとなった。彼女の周りには、彼女と同じく母を慕っていた元軍人たちが集まっていたのだった。

家族、対人関係

・母
尊敬する人であり、恐れの具現でもある。

・ラサ
幼馴染で、大切な人。彼女がキャンプを去り、ZeTAに加わる道を選んだとき、プレアデスの道も決まったのだろう。

プロフィール

血 族:不詳
年 齢:30手前
誕生日:猛暑の折
身 長:180cmほど
体 格:鍛え上げられた筋肉
カレー:ミックスハーブカレー
口 調:男勝り
「俺の名はプレアデス! ようこそ、我がプレアデス・キャンプへ!」
「よくやってくれた! 無事に戻ってくれて、本当によかった!」
「あいつも割り切れない所があるんだろう。竜狩りはそういう仕事だからな。」

ストーリー

がらくた英雄伝説

ラサ

Lhasa

概要

ZeTAでエンジニアとして務めているギャル。ゆるふわゆめかわロングヘアと頭上のサングラスがトレードマーク。
こんな見た目と勤務態度だが、エンジニアとしては超優秀かつ有能。一部署にひとり欲しい人材として、ZeTA内部でも有名である。

性格、気質

温厚で人懐こく、我が強くて爛漫。何かを頼めば二つ返事でこなし、困ったことがあれば素直に周りを頼る。一を聞いて十を知り、十二の知見で答えてくれる。誰にでも分け隔てなく明るく接する。理想的すぎるギャル兼オタクの姿がそこにある。

好きなもの、嫌いなもの

コンピューターいじりとソフト・ハード両面の開発が趣味。仕事が趣味と実益を兼ねているタイプで、ある意味ではワーカーホリック的でもある。
技術は人の役に立つために使われるべきぢゃん? つまりウチはウチの技術力でラブとピースを守っていきたいってワケ!
嫌いなものはバグ。コンピューター内のバグも、現実の虫も嫌い。

戦闘

ぜんぜんダメ。それっぽいメカを開発するのは得意だが、本人が使いこなすのは難しい。

価値観、死生観など

何時もあっけらかんとしたラサだが、ZeTAへの加入は並ならぬ覚悟で決行した。彼女が生まれたのは危険地帯に程近い、今はプレアデス・キャンプと呼ばれている集落だ。そこでは竜によって命を落とすことは日常の一部で、人々は戦っては死んでいく。ラサはそのことに心を痛めていた。そして、彼女の大切な親友、プレアデスがいつかそのような路を辿ってしまうのではないかと感じていた。
——せめて彼らが楽をできるように、自らの身を守れるように。戦う力を持たない自分が、戦える場所へ。場所が、やり方が違っても、自分も共に戦うために。諦めない。ただ、やり方を変える。それが彼女を動かす原動力なのだ。

生まれ

現在のプレアデス・キャンプにて、元軍人の娘として生まれた。彼女の技術力は、整備兵であった親の指導により培われたのである。

家族、対人関係

・プレアデス
幼馴染であり、ラサの行く末を決定づけた大切な人。ラサにとっては、可愛い「プーちゃん」。

・アンセム
可愛い後輩。彼女が過去の出来事に囚われていることを気にかけ、心配している。前を向いて生きて欲しい。

プロフィール

血 族:鹿狼族
年 齢:聞かんで〜
誕生日:指が悴む頃
身 長:160cmぐらい
体 格:細くて小柄
口 調:ギャル
「やっほ〜!!よろしくね、ちゃんギン!!」
「ほら、ウチらって超絶忙しい系組織ぢゃん?」
「プーちゃん、ウチね、守って欲しいんじゃないの。ウチがプーちゃんを守りたい。」

ストーリー

がらくた英雄伝説

アンセム

Anthem

概要

ZeTAでエンジニアとして働く少女。「孤島」調査団技術顧問として任命され、ブルーバード、ジャスミンと共に孤島の調査へと赴いた。ソフト系では、先輩であるラサに勝るとも劣らない技術力を有している。その能力は、孤島の調査中に出会った現地民の不明言語を(実はライブラリに一致するデータがあったというだけなのだが)翻訳するツールを急拵えする程度には高い。

性格、気質

明るくて気のいい娘だが、その反面、調子に乗りやすく、周りを振り回す。目についたものなら何にでもひとこと言わないと気が済まないような所があるが、抜け目はなく、やるべきことはいつの間にかしっかりとこなしている。ただし周囲が頼りになる場合は、それに甘えてしまうきらいもある。

好きなもの、嫌いなもの

自分の境遇を気にかけてくれたことから、ラサを先輩と呼び慕う。単なる職場の同僚以上に懐き、ラサからも可愛がられている。
また、食べることが好きで、調査道具にもミールキットを必ず持参している。
嫌いなものは竜。ZeTAの目的が竜を「討伐すること」から「救うこと」へと変化していく最中で、それを受け入れられずにいた。

戦闘

特に戦闘の役には立たず、その力を持たない。

価値観、死生観など

目の前で幼い弟を竜に殺されたことから、竜を深く憎んでいる。同様の境遇であるブルーバードによって助けられ(ブルーバードにその記憶は特にない)、それ以来「最強の竜狩」の噂を追い続けていたが、再会したブルーバードは竜を憎むことを辞めていた。その時、アンセムの憧れは終わったのだろう。

生まれ

ZeTAにも認知されていない、ほぼ家族だけで暮らしていた小規模な集落の生まれ。ある日突然に竜によって襲われ、その殆ど全員が犠牲になった。
その後アンセムは方々のキャンプで、機材の修理などを請け負い暮らしていたらしい。

家族、対人関係

・ブルーバード
「弟を竜に殺された」という共通点、窮地の自分を救ってくれた烈火の如き竜への怒り、その全てに憧れていた。今や過去の憧れにすぎない。

・ラサ
ZeTAに勧誘してくれた先輩。アンセムにとっては、世界を拓いてくれた人だ。

・ジャスミン
同僚のひとり。穏やかで落ち着いたジャスミンとは真反対の性格だが、何故だか気は合うらしく、親しくしている。

・シャルトリューズ
嫌悪していたが、シャルトリューズ本人の調査への献身や、アニュータとの交流をきっかけに関係は軟化した。

・アニュータ
孤島で出会った現地の少年。彼が竜であった事には衝撃を受けたが、結局、本部で彼の面倒はアンセムが見ている。

プロフィール

血 族:鹿狼族
年 齢:秘密ッス!
誕生日:白詰草の咲く頃
身 長:140cmぐらい
体 格:小柄
口 調:こんな感じッス
「あと5分寝たいッス……」
「イケメン見ながら食べるカレーはうまいッスね!」
「何で『本当は人間でした』で、全部ぜんぶ、なかった事にできるッスか……!?」

ストーリー

がらくた英雄伝説(孤島の竜)

ジャスミン

Jasmine

概要

ZeTAに所属する研究者で、「孤島」調査団の主任調査員。博物学に厚く、特に竜の生態や汚染水について詳しく研究している。ブルーバードによってZeTAに連れ込まれたシャルトリューズの治療、および身の回りの世話を行なう傍ら、「竜を人に戻す治療」にも関わっていた(ただし、ジャスミンは「不要不急の治療行為は行うべきでなく、本人の意志に任せるべき」という立場である)。

性格、気質

穏やかでおっとりしていて、落ち着いた雰囲気。私生活はズボラで片付け下手、マルチタスクが出来ない子。両手いっぱいに荷物を持って、ああ何だか落っことしそう、むしろもう落っことしてる、なのにどうしてうまく拾えないんだろう……と困り果てているようなタイプ。
決して無能ではない、むしろ優秀な研究者でありながらなかなか出世しないのは、そのせいなのかもしれない。そんな自分に自己嫌悪しがちだが、研究については自信を持っており、相手が上長でも積極的に提言を行う。

好きなもの、嫌いなもの

コーヒー党で、ミルクと砂糖アリアリが好き。ただいずれも贅沢品のため、野草から抽出したエキスに粉乳や甘味物質を加え、舌を誤魔化している。意外とイケるらしい。
嫌い、というか苦手なことは片付け、整理整頓。それに着替え。そもそも頻繁に洗剤での洗濯ができる環境ではないのだが、それにしてもジャスミンは一張羅で過ごしがちである。スチームで除菌してるから大丈夫だよ……多分……。

戦闘

一切できない。
ただ、何故だか腕っぷしは強く、引っ叩かれたシャルトリューズは「普通にめちゃくちゃ痛くて、ちょっと泣いた」と供述している。

価値観、死生観など

世界をより良くするためにZeTAとして働いているわけで、それが大事なのだから、自身の私生活を気にしても仕方ない。という大義名分の言い訳を携え、ごちゃごちゃした部屋で寝起きしている。片付けられないのは、自分と向き合うのが怖いから? 立派な仕事をしていても、自分自身はちっぽけでつまらないと思い知りたくないから?

生まれ

両親は大災厄以前、かねてからのZeTA職員であったため、ジャスミンはこの時代にありながら、きちんとした教育を受け、まともな環境で育ってきた。彼女が穏やかな人柄をしているのは、そのためだろう。
同時に、他の同僚たちがしてきたような苦労を、ジャスミンは全くと言っていいほど感じていない。それがジャスミンにはたまらないのだ。所詮、温室育ちというか。恵まれた環境で生まれたくせにこんなものというか。

家族、対人関係

・ブルーバード
誰彼から尊敬され、慕われている立派な戦士。自分とは生きる世界が違い、決して交わることがないと、そう思っていた。

・アンセム
彼女の明るくて爛漫なところに助けられているが、優秀な彼女と自分が同僚として並ぶのはどうだろう、と思うこともある。

・シャルトリューズ
きっと彼には辛いことが沢山あったのだろうと思っている。でもジャスミンには、彼が迷子の子供にしか見えない時があるのだ。

プロフィール

血 族:鹿狼族
年 齢:まだ20代
誕生日:プール開き
身 長:160cmほど
体 格:やや肉付きよし
口 調:穏やかで丁寧
「はいぃ……世話役のジャスミンです。検査お疲れ様でした。」
「汚部屋ですみません……。その辺座ってもらっていいですから」
「私、あなたのことがずっと好き。今までもこれからも変わらず、あなたを想ってます。」

ストーリー

がらくた英雄伝説(孤島の竜)

天眼のハンニバル

Hannibal the Clairvoyant

がらくた英雄伝説本編のネタバレが含まれます!※

概要

彼はZeTAの総代表を務める、若い青年のように見える。その知識、造詣や洞察は広く深く、とても見た目通りの年齢であるようには思えない。

それもそのはず。『天眼のハンニバル』が真に生きていたのは、現在から遡ること1000年以上も昔のことだ。まだ神代と呼ばれ、神々の息遣いが端々に感じられた時代、”最初の”ハンニバルはとある神の気まぐれ(英雄を作り出そうとする試み)から、あらゆる事象に通じる眼——天眼を授かった。

天眼を得た彼は、ありとあらゆる時代、世界の枝を覗くことができた。そして、この世界が神々の砂場に過ぎず、彼らにとっての世界というものが如何に「どうでもよいもの」であるかということを知ってしまったのだった。

英雄を作り出す試みは確かに成功した。しかしその英雄は、あくまで人類のための英雄であることを望んだ。彼は神の手に抗うことを決め、あらゆる世界の枝に遍在する自分自身の意識を統合した。故に”当個体”は『天眼のハンニバル』であるが、ハンニバルではない、というわけだ。

……うん? 僕の話ではなくて、神に刃向かった”最初の”ハンニバルがどうなったか知りたいのかい?

それは君、ほら。ここで話すのはちょっと、野暮ってもんだろ。何よりここは”僕の”プロフィールページなんだ。僕の話をさせてくれよ。

性格、気質

少なくとも、僕を含む”ハンニバル”は皆、世界をより良くしたいという意志が形を持ったようなものだ。責任感が強くて、だいたいの場合、とても良い奴(僕って特にそうだよね)。世界を脅かす物事には厳しく当たることもあるけれど、それは世界、特に人界を守りたいという心の裏返しであることを理解してほしい。ヒトの世界というのは本当に脆いものだし、誰かがそっと下支えすることは大切さ。僕はこの生涯を懸けた仕事をとても崇高な使命だと受け止めているよ。辛いと思ったことはないね(他の私はどう思ってるか知らないけど)。

天眼についてもう少し話しておこう。この眼はあらゆる可能性を覗ける力を持っているが、それらはあくまでも可能性にすぎないし、見た世界に対して僕自身が直接手を下せるわけでもない。もどかしいところだ。世界の守護という使命に対して、僕が「秘密結社の設立」みたいな回りくどい手を取っているのは、ただそれだけの事情さ。

あらゆるハンニバルの根っこは繋がっているから、割と日常茶飯事的に私が増え続け、死に続け、そして馬車馬のように働き続けている様を感じている。けれどそれは眼の力というより、私たち自身の特性というべきだろう。

……そういえば、私たちってこんな稼働量でよくめちゃくちゃにならないでいられるな。私たちが統合された時にメモリやリソースの拡充があったのかもしれない。普段意識しない部分だけれど……うん、意識しすぎるとまずい気もするから、あまり考えないでおこう!

好きなもの、嫌いなもの

私が目指しているのは「人類が人類の手で運営できる世界」だからね。その道行きで神と呼ばれるものを憎んではいないが、彼らが気まぐれに息を吹いたら飛ぶような世界、というのは気に入らないし恐ろしい。

ヒトのことは愛しているけど、それは誰かを好きになるとか、そういう意味とはちょっと違う。何故ならその中には僕自身も含まれている。もしかすると僕は、ヒトのために生きることでしか自身を肯定できないのかもしれない……なんてね。

戦闘

戦闘向きの個体も居るはずだが、僕はそういうことは不得意だな。どちらかというと頭脳労働向きだし、カウンセラータイプなんだよ。それに、”ハンニバル”の戦うべきものは世界の危機だからね。個体が勝つとか負けるとかっていうのは、私たちには瑣末なことさ。

価値観、死生観など

これは”ハンニバル”としての言葉だけれど、私はヒトの世界を守るために立っている。大数を生かすために少数を切り捨てることは、容易いことだが選ぶべきではない。特に、私は数多の世界の枝を覗ける眼がある身の上だ。誰の命も簡単に諦めてはいけない。それが、ヒトの枠を越えてしまった私の務めだ。

……まぁ、やむを得ない場合というのもあるんだけどね。そういう時は、そうだな……僕はあまり躊躇うほうじゃないよ。

生まれ

個体としての僕は、ごく普通の両親、ごく普通の家庭に生まれた。ハル、と云うのが個体としての僕の名前だ。僕は今でもそう呼ばれるのが好きだよ。

家族、対人関係

今の僕にとっては、ZeTAが家庭だし、そこで勤めている者たちが家族だ。職員たちとは親しくしている。

・ラサ
信頼している部下のひとりだ。彼女はエンジニアとして非常に優秀だし、よく気がつくので助かるね。

・ジャスミン
大人しくて引っ込み思案な娘で、僕とはあまり会話がないんだ。信頼されていないわけではないだろうけど。

・アンセム
活発なところは彼女の良いところだけれど、猪突猛進で早とちりが多いのだけなんとかしてもらえればなぁ……。

プロフィール

血 族:鹿狼族。
年 齢:秘密だよ。
誕生日:秘密だよ。
身 長:170cmぐらい。
体 格:頭脳労働向き!
口 調:
「僕はこういう話し方だけど、他の枝のハンニバルはまた違う口調なんじゃないかな?」
「君と会わせてあげられないのは残念だけど、どの私たちも皆、魅力的だよ」
「僕は悪ふざけしてるようにしか見えないかもしれないけど、これでもけっこう一生懸命なんだぜ?」

ストーリー

詳しくは、事案:英雄伝説や、ZeTAについての資料を参照してくれたまえ!

補遺

・ハンニバルはブイズの部分集合。ブイズでもハンニバルでない者もいる。
・ハルの自我強めの時は「僕」、ハンニバルの自我強めの時は「私」「私たち」。
・ハンニバルは人外のものを憎んではいないが、個体ハルはそこそこ人外へのあたりが強い。そのあたりは個性らしい。

デルファイ

Delphi

デルファイ・キャンプの主。豪快な人柄で面倒見がよく、キャンプに住む者を皆家族として扱う。そのため、ギンプのことを息子と呼ぶが、血縁関係はない。ギンプの正義感の強さ、向こう見ずな所を理解しており、常に気にかけている。ある意味では、本当に父親のような存在。

白き眠りの神

GIMPS

Gently Ideal Malignant Philanthrophic Slumberer

概要

優しく、理想的な、悪性の、慈悲深き、微睡み。悪夢の神より神の権能を譲渡され、新たな神威と成った英雄ギンプの姿である。
普段は夢界、棄却世界と呼ばれる異界で過ごしているが、代理大神として人界の出来事を観察し、必要と看做せば手を加える。

権能

・万能神の代理権能
上位の神々が全て存在しないことを条件に利用可能となっている力。ある種の権能を持たなければ利用できないシステムを解放し、常時利用可能とする。
また、権能を創造したり、他者に権能を譲渡あるいは貸与したりすることも、この権能が可能としている。
この権能自体は能動的に譲渡することができず、自身が零落、あるいは消滅する際に自動的に剥奪され、次席のものへ与えられる。
また、(ありえないケースではあるが)より上位の神が存在するようになった場合は、最も席次の高いものへ与えられる。

・白き眠りの紡ぎ手
夢界を自身の領土として扱う権能。出入りや他者を招くことを可能にする。

・夢を導くもの
人の夢に対して、夢の神の”祝福”を与える権能。ギンプの来歴から発現した。与えられた者の願いの強さに応じて力を貸し、本人の地力以上の力を発揮させる。

・死を看取るもの
かつての死神、悪夢の神から譲り受けた権能。相手がなんであれ眠りを齎す力であり、より深い眠り、即ち死にさえ及ぶ。ただし、悪夢の神のものとは性質が異なり、”穏やかな”眠りを与える権能へと変化している。

下位ユニット

悪夢の神

赤き願いの神

Saria

概要

(研究員:Jによる口述筆記)
白き夢の神より権能を与えられ、神へと引き上げられた少女です。
赤き願いの神は、10歳前後の少女の姿をしています。これは、「彼女の本来の姿」であると彼女自身が語っています。桃色とも橙色ともつかない淡色の髪と、金色の瞳が特徴的です。肌は淡褐色で、淡色の髪と褐色の肌は彼女の出自である民族の特性でもあります。
事象:英雄伝説以前は”魔竜王”として知られていました。

権能

・万能神の補助権能
代理権能を持つ者を助け、自身を次席とする権能。代理権能に準じ、多くのシステムを解放し、利用可能とする。
代理権能を持つものが剥奪、譲渡できる権能であり、代理権能によって上書きされる。

・赤き眠りの紡ぎ手
夢界を自身の領土として扱う権能。出入りや他者を招くことを可能にする。

・願いを導く星
人の願いを汲み、それに相応しい力を授ける権能。白き夢の神の権能に近いが、似て非なる力。この力は祝福ではなく、一時的に力を授けるだけである。

・四ツ葉の揺籃
サリア自身がサリアの望むままに振る舞うための権能。魔竜王の力を封じ、異なる権能へと昇華する。

・魔竜の烙印
強い願いの力を秘めたものに、魔王の力が加わった複合的な権能。魔竜王としての現界を可能にし、人界に絶望をもたらす。また、この権能に関わって絶望を与えられた者を自身の眷属へと変化させ、同様の効果を持つ”魔竜の落胤”の呪いを与える。
“四ツ葉の揺籃”により、”願いを導く星”へと変化している。

補遺

インタビューログ:■■■年 水竜の月18日

(研究員Jによる聴取)

「それでは、お父様のことから伺ってもよろしいでしょうか?」

「(照れ臭そうに)勿論」

「ZeTAがオラクルという名前で雇用していた彼女が、あなたのお父様、なのですよね?」

「ええ、そういうことになるようね」

「申し訳ありません、私たちもあまり詳しい状況を把握できてなくてですね……。オラクルは、悪夢の神がこちらへ遣わした精霊である、ということは認識できているのですが」

「その認識で正しいと思うわ。本来、”オラクル”というのは、悪夢の神の下位ユニット、神使徒に当たる存在で、特定の個人ではないの。悪夢の神は、現実から逃げ出してしまったヒトたちの魂の受け皿として、その容れ物を使うのよ。だから、神霊ではあるけれど、オラクルの中身はいつだってどこかの誰かさんなの。」

「どこかの誰かさん……。」

「私も本来は、そうなるはずだったから。悪夢の神は、現実を諦めた私を一旦は受け入れてくれた。けれど、その後私がオラクルの容れ物を賜ることはなかった。私はあの時既に竜で、魔王だったのよ。だから悪夢の神は、私を眠らせてしまうしかなかったのでしょう。……ごめんなさい、お父さんの話だったわね。」

「ええと、構いません。私たちは、新しい神となったあなたについて知りたいだけですから……。」

「つまりお父さんは、システムに乗っかっただけで、正しく”オラクル”として受肉したわけではないのよ。」