Cristóbal the Sea Devil
※きっとボン・ヴォヤージュ!のネタバレを含みます!

概要
帝都の私掠船として高名な船「パナギア」を駆る、謎めいた老海賊。飄々とした態度、ゆるく吊り上げられた口元には、本性の如く鋭い牙が覗いて見える。
彼の噂は何十年も前から囁かれているが、以前はもっと淡々とした冷酷さで聞こえていた。
海賊の間に伝わる伝説、監獄番デイヴィ・ジョーンズ。死んだ海賊は、ネーレーイスに海の底へと運ばれ、デイヴィ・ジョーンズの監獄で永劫の労役を科せられるという。それが、海に生きながら、海を蹂躙した報いなのだ。
帝都に伝わる呪具、「海魔の心臓」。それは、監獄番を従えることができる代わりに、海で生きられないように、使用者の魂を穢してしまう。
監獄番は、海と繋がった、海における死の象徴である。
彼は最初から海の魔であった者ではない。
アルゴの海に王家が生まれる以前、彼はその海で生きる一介の船乗りに過ぎなかった。
王家を生み出す源流となった、外海の竜、翼の王。彼女との出会いが、彼の全てを変えてしまった。それは語られることのない真実であり、伝説のうちに埋もれてしまった物語である。
海魔として再誕する以前の名は、「輝く瞳のヨナ」と云った。
現在、彼がその名を名乗ることはない。それを呼んでいいのは、彼が仕える唯一であり、彼の愛である翼の王——すなわち、今や生命としての尊厳を奪われ、機構として生かされている愛しき竜の、ただ一翼のみ。
プロフィール
血 族:不詳
年 齢:不詳
誕生日:不詳
身 長:170cmを少し越す程度
体 格:筋肉質ではあるが老人の様相
口 調:揶揄いつつも凶悪さが滲む
「そうして欲しいなら、もっとうまく俺を使うこったなあ……。尤も、お前の飼い主には荷が重かろう?」
「応とも、俺もお前を愛してるぜ。」